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登校拒否の部屋
登校拒否、不登校、引きこもり、青少年問題を子どもの立場から考えます。 参考 登校拒否研究室 インターネット小児心療内科医院

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思春期以前の子どもの人権

 人権とは、生物としての人間の間での約束事です。一人一人の人間を大切にすると言う考え方から、人間が考え出した物です。人間のあり方も、身体的な状態、心(脳)の状態により、変わります。身体も心も成熟した大人、身体は成熟しているが心は未だ成熟していない思春期以後の子ども、身体も心も成熟していない思春期以前の子どもと分けて考える必要があります。そして、これらの区別もはっきりとできる物ではありませんから、当然、これらの時期には重なり合うところがあります。

子どもの人権を考えるときの子どもとは何かの問題があります。その問題は大変に難しいでしょう。ここでは思春期以前の子どもの人権について考えてみます。この時期の子どもの特徴として、
1.肉体的に成長の段階である。子ども自身も成長しようとする意欲を持っている。
2.物質的に親に、又は親に相当する人に依存をしなければならない
3.情動の心は完成しているが、習慣の心に知識や経験を蓄積している段階。思考の心は特別な場合を除いて機能していない
の、三つがあげられます。

子どもの時期は親に守られて、自然淘汰に耐えうる肉体と、自然淘汰に耐えうる永久記憶を作り上げていく時期です。その子どもの内に作り上げられた肉体や永久記憶(知識)の内容によって自然淘汰にうち勝ったり、自然淘汰されたりします。これらの前記の三つの特徴は、子どもが大人に守られない限り、自然淘汰を受けやすいことを意味しています(ただし、現代の人間文明の発達により、生命を失うという形での淘汰のされ方は少なくなりましたが、心を失うという形での淘汰は以前より多く存在しています)。これらの特徴は互いに関係しあっていますから、これらの特徴を一つ一つ分けて考えることは大変に難しいです。また、これらの特徴があることによって、大人の人権とは違っていますし、違った考え方が必要です。それをあえて行ってみます。


1.肉体的に成長の段階である。子ども自身も成長しようとする意欲を持っている。
=成長
これは子どもの本能です。肉体的な欲求を含めて、子ども特有の情動反応です。情動反応ですから、潜在意識であり、私たちは子どもを観察することから知ることができます。また、他の動物にも共通していますから、他の動物で実験をすることで、より詳しく知ることが可能です。

 人間を含めて全ての哺乳類は、与えられた環境に順応するように成長しようとします。人間の場合、大人が意識的にそれを阻害しようとする場合があります。それも、子どもの幸福のためと大人が考えて、子どもによかれと考えて、子どもの成長しようとする意欲を奪い去る場合があります。その現れの一つの形として、子どもの登校拒否、不登校、引きこもりと言われているものがあります。親の子供への虐待も、この子供の成長する意欲を奪う物であると考えられます。

2.物質的に親に、又は親に相当する人に依存をしなければならない
=依存
 子供は自分の成長に必要なものを自分で得ることは原則としてできません。できたとしてもとてもそれには大きな危険を伴います。淘汰される可能性が極めて高くなります。子供が危険を回避して淘汰されないためには、大人によって子供は危険から守られる必要があります。また、子供も大人によって本能的に(情動から)守られようとします。

 以前の社会や、物質的に貧しい社会では、家族の生活を維持するための物質的な欲望から、子どもの成長に配慮をしない子どもへの対応がなされる場合がありましたし、現実にもあります。子どもの立場から言うなら、物質的に不足していても、子どもの成長をしようとする意欲を保証してあげた方が良いです。子どもの成長の程度によっても異なりますが、子どもに必要最低限の物質が与えられて、子どもの肉体的な成長が保証されれば、その他の物質的な不足の問題は子どもの方で解決していきます。

3.情動の心は完成しているが、習慣の心に知識や経験を蓄積している段階。思考の心は特別な場合を除いて機能していない。その結果失敗から学習が許される。
=許容される
 大人と子供との心の構造の違いを認めることにあります。すなわち、人間を含めて動物の受けた刺激やそれに対しての反応は、全て脳の中に記憶されます。その記憶は強化されない限り、時間とともに消失していきます(一時記憶)。強い情動反応を伴った記憶や、強化された(繰り返し同じ情報が使われる)記憶は永久記憶となり、それ以後その記憶を利用することが出来ます。

 子どもの時期は親に守られて、この永久記憶(学校の勉強を含めて)を作り上げていく時期です。それは大人も同じですが、子供の場合そのときまでにできあがった永久記憶から反射的に反応して行動します。それに対して、大人はしっかりとできあがっているいろいろな永久記憶を組み合わせたり、加工したりして新たな記憶情報を作り、その記憶情報から行動すること(思考行動)ができますが、子供にはそれが原則としてできません。子供が大人になったら、この獲得した永久記憶を選択したり、加工したりしてできあがった記憶情報から行動をするようになります。その永久記憶の内容によって自然淘汰にうち勝ったり、自然淘汰されたりします。

 つまり子供は大脳辺縁系に存在する情動記憶と、大脳新皮質にある陳述記憶と操作記憶から、反射的に行動するのに対して、大人は情動記憶からの反射的な行動を押さえて、大脳新皮質にある操作記憶と、その大人なりに加工した陳述記憶から行動するという違いがあります。子供の場合、情動記憶からの行動を外力で押さえつけると、暴力的な反応を示すか、神経症状や精神症状などの病的な症状を出して、とてもつらい状態になってしまいます。
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【2005/03/02 07:36】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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